自宅へ Android で RDP 接続

自宅へ Android で RDP 接続

自宅 Windows 端末へ RDP でリモート接続をするのに、Android 端末から ssh 接続して、ポート転送によってリモートデスクトップを行ってみた。

接続に利用した環境

端末 モデル バージョン
スマホ F-01K Android 8.1.0
Windows BTO PC Windows 10 Pro 1803

Android にインストールするアプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.microsoft.rdc.android
検証バージョン:8.1.71.387

  • ConnectBot

https://play.google.com/store/apps/details?id=org.connectbot&hl=ja
検証バージョン:「デバイスにより異なります」とあったが、Android 上では 1.9.5 だった。(更新日は 2018年11月9日)

操作方法

大雑把な流れを言うと

  1. Microsoft Remote Desktop」でアカウントと接続先サーバ情報を設定。
  2. 「ConnecctBot」で、接続サーバにアクセスするための踏み台となる SSH サーバにログインして、ローカルから接続先サーバへのポート転送を行う。
  3. Microsoft Remote Desktop」で、ポート転送されるローカルのポート番号にアクセスする。
初期設定

各環境にて読み替えが必要なものの、ここでは以下をサンプルとして記入する。

Windows 端末:192.168.0.1:3389
Android 端末:127.0.0.1:13389 → 192.168.0.1:3389 へポート転送

まず、Microsoft Remote Desktop の接続設定を行っておく。

起動したところの設定ボタン(画面左上の三の線)から「User Accounts」を選択する。
右上の「+」ボタンから、アクセス先 Windows に RDP を受け付けるアカウントを登録しておく。

Remote Desktop のホーム画面右上「+」ボタンをタップして「Desktop」を選択する。

この時、Wi-Fi 接続しているとローカルネットワークにある Windows 端末を表示してくれるみたい。
「ADD MANUALLY」をタップする。

「PC name」 に、ポート転送を行うローカルのアクセス先を入力する。
たとえば、127.0.0.1:13389 等。

「User name」 は、上記で入力した User Acccounts を選択する。

アクセス開始

「ConnectBot」で自宅 Linux サーバ等、ポート転送を有効にできる端末へログインする。

ConnectBot 右上の設定ボタン(3つの点)をタップして「ポート転送」を選択する。
右下の「+」をタップして、ポート転送設定を入力する。
鍵の名前:RDP(任意:SSHポート転送設定の名前)
タイプ:「ローカル」を選択
ソースポート:13389
転送先:192.168.0.1:3389

入力したら「ポート転送の作成」ボタンをタップして確定する。
ポート転送はもう有効になっているので、取り消し線で消されていないことを確認して画面左上の「←」で元の画面に戻る。
(取り消し線は、設定が無効であることを示すため)

接続が有効(レが入っていること)を確認したら、ホームボタンでホームに戻れば、バックグラウンド動作してくれている。

Microsoft Remote Desktop」を起動して、ポート転送元「127.0.0.1:13389」へアクセスする。
接続してよいか聞かれるので、内容を確認して「CONNECT」をタップする。

あとは、通常の RDP 接続と同じなので割愛。

アクセス終了

Microsoft Remote Desktop」を終了する。
「ConnectBot」で exit を入力するなど、セッションを終える。

終わらせておかないと、いつまでもセッションが残ったままなので注意する。


覚えだけ覚えておいて使っていなかったんだけど、出先で Windows 端末がなく、取りに戻る時間的余裕も体力もなく、のに自宅端末内にしかない資料を送付したい……ということがあって助かった経験あり。
そんなの本当に極まれなんだけど、緊急時っていうのは本当にあるもんだねと。