勝負

「人生は、勝負である」
私はその考えに賛成する。
物事は、勝たなければ面白くない。
勝利しなければ、努力の意味がない。
だが、勝利とは何だろうとも思う。
特に勉強しなくても、テストはいい点数を取れた。
人を論破することなんて、簡単だった。
これは、勝利なのだろうか。
すくなくとも今は、これらのツケをはっきりと感じる。
試合に勝っても、勝負では負けているのではないか。
試合に勝ち、勝負でも勝つ。
そのためには、努力は必須だと思う。
常に限界を心に留めなくてはならないと思う。
それが出来なくて、もがいている。
私の中から失われたのは、情熱なのか。
答えが見えない。
でも、今は諦めない。
今を棄てるなんてしない。
私にとって否定とは、受け止めた上で拒絶することだ。
残酷だが、これが私だ。
私は私がキライだ。
しかし、自己否定は自らを傷つける。
幸いにも体を傷つけるようなことは無かった。
しかし、ボロボロの自分を感じることがある。
克服とは、完全な勝利だ。
信念を通すことは、完全な勝利だ。
理想に少しでも近づける小さな一歩は、完全な勝利だ。
その意味では、寝坊でさえ敗北と捉えることが出来る。
勝つことは難しい。
だから価値がある。
幸福が生まれる。
自分を掛けて得た勝利は、自信となる。
そういった、裏打ちのある自信は、勝利と友達だ。
戦うこと。
勝つこと。
人生は勝負。