仕様書

最近、人力検索サイトはてなで回答するのが日課になっている。
ポイントランキングをみてみたら、230位となっていた。
分母が分からないので、どれくらいに居るのか不明(^^;
先月をみてみたら637位なので、割と上位?
そんなことはともかく、トラックバックしたURLのこと。
一応、回答を入れているが、書ききれなかった思いのたけを、全部入れておきたい。
まず、「仕様書」とは何ぞや。
私も一応、SEの端くれなのでよく書く。
UNIXでこれこれこういうシェルを作って」と説明を受けたら、それが仕様である。
(念のため補足:シェルとは、シェルスクリプトのこと)
この時点で、仕様はメモするべき。
仕様がなければ、スクリプトは書けない。
仕様書とは、これら仕様(メモ)を分かりやすいように纏めたものではないのだろうか?
あれこれと細かいことを気にするのは、設計書を作成するときだ。
とはいいつつ。
はじめから仕様書が出来ていることが理想だが、そんな会社少ない。
サーバのリプレースの時でさえ、仕様書から担当SEが作り直す。
要件だけ伝えて知らん振りするのが顧客。
仕事を請けるマネージャーは、本来するべき「仕様の切り分け」を部下に押し付けて金勘定。
その部下は、業務委託部門へ丸投げ。
場合によっては、さらにアウトソーシングされる。
で、ようやく私のような下っ端が仕様書にまとめ、システムを一から設計・開発・保守…と。
一部分をアルバイトが引き受けるなんてこともある。
(派遣からの人員を再派遣すると違法なので、匿名プロクシのように秘匿することもあったり…)
大手だからって安心して仕事をさせると、実際はシステムに関わっていない事が多い。
だから委託先が情報漏洩とかを引き起こすリスクは大手のほうが大きいと思う。
さて、少し脱線したので仕様書の話へ。
仕様書は、必要最小限の内容である。
細かい内容は普通、設計書(基本設計書と詳細設計書の二つを書く場合も…)に書くから。
そうは言っても、仕様書の纏め方は、いくつか会社を渡り歩いたが、会社によってまちまち。
よって、他の仕様書でもいいので、参考になるものを貰うこととが必要。
中には仕様書が設計書を兼ねていたり、いい加減に出来ていて使えないものだったりする。
しかし、目次・項目の並べ方や、レイアウトの仕方などは流用するべき。
会社の色とか、ポリシーとかが反映されるという理由もあるし、付き合いが長い顧客だったら、慣れている形式のほうが良いからだ。
基本は、顧客から見て使いやすいものであること。
これを外したら、商売が成り立たないと思うので。
だから、ユーザと直接話し合う場がないと、SEとしてはつらい。
レビューでも良いし、最悪、納品前日でも(仕様変更の可能性が大きいが)仕方ない。
日本人がよく言われるように、「木を見て森を見ず」な仕様書では使いにくい。
目的があって、扱い方を決めて、システムを設計して、実際に作るのが普通だと思っている。
現実は、目的があったら、システムを設計して作る。
クレームを受けてようやく扱い方の不味さに気づいて考え直し、コストに見合わなかったらそこで止める。
それで通してしまうのが、日本の悪い商習慣でもある
悲しいけれど、商売なのよね。
利益追求しなければ会社(営利団体)じゃないし。
信頼に勝る資産はないと思うんだけれど。

支離滅裂ながら、本日の日記はこれで終了。