入所

午後休暇をとって、津田沼自動車教習所へ。
17:00から、教習原簿と教習手帳をもって3階の第2教室で入所式。
わざわざ「入所式はこの教室でおこないます」と手書きの紙が貼ってある。
所長の「ごもっとも」なお話のあと、心理テストのような「適正試験」。
正確さに心奪われて、記述数が少ない。
学生時代は、こんなもの楽だったのに…思考が気持ちにおいつかない。
普通自動車免許は持っているので、その後すぐに緑のゼッケンを手渡されて1回目の教習。


大型自動二輪免許教習者が私を含めて3名、中型が2名(うち1名が女性)。
さすがに大型から一気にとろうという考えの人はすくないのだろう。
私以外は中型を取得済みで、大型車でいきなりコースを走っている。
私は中型教習に混じって、バイクの取りまわしやセンタースタンドのかけ方、エンジンのかけ方、ギアチェンジの方法などを教習。
一応、愛車「Magna Fifty」は50ccといえどミッション車なので、おさらい程度に聞く。
しかし…わかっていたこととはいえ、大型車(CB750)は重い。
もちろん中型教習者はCB400
中型免許所持者は大型バイクの引き起こしをしたりしないので、少し罰ゲームをしている気分に。
転倒したCB750を起こすのは、体を押し付けて足だけで行なうような感覚。
はじめは割り当てられた単車でやったが、せっかくだからと意思確認の上で中型教習者も大型車でチャレンジ。
2名の内、男性は比較的楽に起こせたが女性はどうしても起こせず、うなっている傍で教官は「やるといったのだからやりましょう。人生の厳しさを〜」などと笑顔の講釈に苦笑。
誤解がありそうな書き方をしたが、教官はやわらかな雰囲気の人でダジャレを交えつつ終始なごやかに教習をする人だった。
そういえばギアチェンジをやろうという段になって「ミッションに乗っている人はいる?」と質問された。
街乗りでの雑な運転(ギアチェンジ時につま先を置く場所や、2本指でのクラッチ操作など)を指摘される。


教習が終わると「続いてキャンセル待ちする?」と聞かれたので、この際だからとキャンセル待ち。
「乗っていない人優先だから乗れないかもしれないけど」といわれつつ、緑のゼッケンを渡される。
19:00になっていたので社会人などはこの時間帯に来るから〜という意味だろう。
後ろで「○○さん(私の本名。以下黒猫)はギアつきに乗っていますよ」とか、引継ぎが行なわれていた。
大声はやめてほしいが、教官同士の連携がスムーズで安心感がある。
しばらく間があったので、あらかじめ買っておいたミルクコーヒーを飲む。
体から力が抜けていくのを実感、緊張していたことがわかる。


1時限目の時と同じ男性と問題なく続けて2時限目を受ける。
、ガタイのいい別の教官の3人体制で基礎を復習。
私をみて「あれ、大きいね。身長どれくらい?」と聞かれたので「184です」と答えた。
身長には少しコンプレックスがあり、ぶっきらぼうになってしまった。
嫌味と思われたようだが、身長なんて平均がいい。
で、コースに出る。
自動車免許であればすぐにシミュレータだったような記憶があるが、まだ使わないようだ。
普通だったら教官の運転するバイクで一周くらいコースを回るのだろうが、いきなり「黒猫さんはついてきて」とのこと。
複雑な気持ちでついていく。
1mの感覚でキープレフト…できているのかいないのか。
見ていると、急激なギアチェンジでガクガクさせていたりする。
あのような経験は、今後もないだろうと思える。
その後、雨がぽつぽつと落ちている中、先頭で2週、後方で3週、先頭で2週し、終了。
足の置き方と手の使い方に意識をおいて周った。
「バイクに乗る時の右足は、停止時のギアチェンジくらいでしか地面につけないもの」というのは知らなかった。

まず基礎の後に運転の楽しさを覚えるところからはじめたり、冗長だと思える教習は省いたりと、これからの教習が楽しみになる出だしとなった。


教習内容を復習しながら愛車で帰宅。
はじめは、やけにパワー不足を感じてミッション系を疑ってしまった。
50ccと750ccでは、単純に15倍の排気量差があるので当たり前。
2〜3分で勘をとりもどしたが、別のバイクになれるというのは結構怖いと思う。


そういえば教科書セットをもらうの、忘れてしまった…