DNS運用の基本1 - 運用形態の把握

最近、仕事ばっかりでネタが詰まってきたのでパソコンネタでも。
DNSの運用系でおおまかに書くつもり。
(詳しい内容は、オライリーDNS&BIND 第4版を読めば分かるしw)


前提として、LinuxがベースのDNSサーバに、BIND8かBIND9が既にインストールされているものとする。
DNSの歴史とか全体概要とかは、調べたときにでも。
実際問題、運用するだけだったら必要ない。
ネットワーク構築の必要に迫られたら、覚えればいい。


で、今回は「DNSで利用するIPアドレス帯域を把握」という作業について。
扱うIPアドレス帯域と、対応するドメイン名を知っておく必要がある。
知っておくと、あとの運用が楽だというものを列記してみる。


・ゾーンファイルは、どのディレクトリに置くのか。(デフォルト:/var/named)
・どの上位DNSへ問合せを行うか。
・回送をおこなうのか。
・どの帯域からの問合せを許可するか。
・名前のキャッシュは行うのか。
・どんな名前(ネームゾーン)を扱うのか。または扱わないのか。
・マスターなのか、スレイブなのか。


などなど。


ゾーンとは、ある意味で管理するドメインネーム(例えば hatena.ne.jp)そのまんまだったりする。
より正確には、DNSが管理するドメインのことをゾーンと言う。
www.hatena.ne.jp 221.186.146.27
a.hatena.ne.jp 221.186.146.28
b.hatena.ne.jp 61.196.246.68
d.hatena.ne.jp 221.186.146.29, 61.196.246.67, 221.186.129.146
などなど、hatena.ne.jp というゾーンに a, b, d, www などのホストが存在するといったイメージだ。


※ 以上のIPアドレスは、2006/04/05現在の情報です。nslookup や dig といったコマンドで調べられます。