にっかん(納棺)

朝はゆっくり起きだした。
午後からの納棺へ出席するための準備。
ワイシャツを買ってきたりね。


で、時間が余ったので先に線香でも…と、母の実家へ。
なんか、悲哀といった雰囲気は皆無だった。
それなりに準備されているんだけどね。
祭壇とか、お清めの箱とか。
事実を事実として、うけとめているということだろう。
そうじゃないと、釈然としない。


写真撮影はOKとのことだったので、いろいろ撮影してきた。
さすがに公開は気が引ける。


「大きいバイクでくればよかったのに」とは言われたが、僕としては遊びに行っている訳じゃないし…
う〜ん…


そして、昼食をごちになって帰ってきた。
なんか意味不明な行動になった…orz


で、きちんと納棺に臨む服装に着替えてきて、また母の実家へ。
それまで楽しげに騒いでいた姪たちが、式の途中で号泣しだしたのが印象的だった。


式中、かなりのトラウマをもつ湯灌(ゆかん)は、本当に辛かった。
遺体を清めるのだけれど、死というものに間近で向き合う。
祖母のときは、口から血がでてきて2〜3日くらいモノを食べられなくなったんだ。
いまでも、そのことを思うと口の中に血の匂いを思い出す。
今回はそんなこともなく、厳粛に式が進んで、一安心。


最近は、基本的な式をセレモニホールでやるのね。
納棺だけは実家だったけど、それからはホールへ移動してお経。
夕食まで終わって、喪主の計らいで近所の南平台温泉 観音湯へ。
ここへは、お金を払って入浴した記憶が無い。
さすがに食べ物とかへは出すけれど。


ちなみに、南平台温泉の会長も前日に亡くなったのだとか。
こちらは祖父(父方)の"いとこ"という、ちょっと遠い親戚なので僕は参列はしなかったけど…不思議な縁を感じる。
両者に直接の取引関係があるのも、因縁めいているし。


会長のほうは、今日がお葬式。
祖父のほうは、今日が納棺で、明日お葬式。


ま、感じたことを素直に書けるのは、どっちにしろ傍系だから…かな。


家に帰ると、すぐに寝た。