リアブレーキシュー交換
Pitcrew へ行って、Magna50のリアブレーキシューを交換してきた。
といっても、作業自体は自分でやったヨ。
要点だけ教えてもらって、間違いがないようにだけ気をつけた。
今日も、えらく写真が多いので要注意…
というか、すごく多いので携帯電話では見れない。
さて、工場へ車体を搬入。
ツール類は、自前のものをシーシーバーにつけたバッグの中に入れてある。
通勤で使うバッグが載ってるけれど、気にしない。
工場に備え付けのジャッキ(自動車用?)でジャッキアップしたけれど、その写真はなし。
かける場所はわかると思うので割愛。
早速、作業開始。
まずは、ブレーキケーブルの取り外し。
取り外した後は、こんな形でまとめておくと、パーツを無くす心配がなくてよいw
で、サイドによけておく。
次に、リアブレーキの装置自体を固定しておくネジをはずす。
これは、ワッシャーがあって、ネジで止められている部分に、コッタピン(割りピン)が刺さっている。
まずはコッタピンを取り外す。
取り外す前に、新しいコッタピンを準備しておくこと。
取り外すと、こんな感じ。
ここで僕はアクスルシャフトを抜いた。
抜く前に、チェーンのテンションを決めるネジ(写真では右下のネジ)を緩めておくとよかったかも。
まぁ、最終的にきちんとしてれば大丈夫だけど。
アクスルシャフトを抜いてチェーンをはずすと、タイヤはゴロンと取り出せる。
このとき、カラー(位置調整用のパーツ)など、落ちるパーツがあったりするので注意。
ここでついでにきれいに拭くと、車体についているままより掃除が楽だったりする。
ここは、案外洗いにくい場所なんだ。
リアタイヤを取り外した後の車体。
すごくさびしい感じ(^_^;
取り外したあとのアクスルシャフト。
なんか、錆なのかグリスなのかわからないものがべったりついてた。
もう一枚、別の角度でタイヤのあった場所を撮影。
で、タイヤからリアブレーキ装置を外した状態。
ウェスでキレイに磨いてみた。
こちらは、外したブレーキ装置。
ブレーキシューはバネで引き止められているダケなんだね…最近まで知らなかったよ。
これは、手でブレーキシュー自体を広げて、装置から取り外す。
ブレーキシュー手前側の楕円形部分が、フットブレーキを使った際に回って、もう片方の円形の軸を支点にシューが押し広げられる。
押し広げられたシューは、タイヤの鉄部分にあたってブレーキとしての役割を果たす。
単純だけど、すごく効果的。
左下のネジは、装置自体が回転しないように固定してるネジ。
それにしても、シューが削れてでた黒いカスで汚い。
ショップの人が清掃してくれているかどうかは分からないけれど、自分でやる場合はきちんとキレイにしておいてあげたい。
さて、シューを外した後の作業は…
表部分を取り外してキレイにしてしまおう。
10mmのスパナやレンチを二つ使って取り外す。
緩み防止機構があるので、指でまわすことはできない。
取り付けるためのポンチ穴を、取り外す前に一応チェックしておく。
これがあれば、組み立てできなくなったなんてことがなくなるから。
まだブレーキシューを取り外してなかった(^_^;
まぁ、順番的にはどちらでもかまわないから無視w
単にバネで2点の軸に固定しているだけなので、手で広げて取り外す。
取り外した後の状態。
取り外したら、ブレーキのカムも取り外せる。
僕のMagna50は、ここが少し錆びてた…
雨の日の後とかにリアブレーキを軽くかけるだけでロックしてたけど、当たり前といえば当たり前の話だ。
これは、汚れをとって、きちんとグリスアップせねば。
ここで、今回交換するブレーキシューをとりだした。
ちなみに、リアブレーキ装置のパネルは、きちんと汚れを拭いておいた。
純正品を取り寄せる時間がもったいなかったので、パーツショップで買ってきたもの。
Magna50に利用できるということだけで買ってきたけど、Vesrah(ベスラ)は有名みたい。
もともとついていたブレーキシューのスプリングを、新しく買ってきたブレーキシューに取り付ける。
外れなくて、かなりイラつくw
ここで、ショップにおいてあった耐熱グリス(モリブデンだったかな?)を、ブレーキのカムに薄く塗布する。
で、ブレーキパネルに取り付けなおす。
ブレーキシューの減り具合を示すインジケータも、カムに打刻してあるポンチ穴を目印として取り付ける。
こっちの写真のほうが見やすいかな?
インジケータの位置から、カムの位置も大体こんなもんかなと回してみた。
その上に、ブレーキのアームをとりつける。
穴の位置を合わせればOK。
取り外したネジ(緩み防止機構つき)で、きつく固定する。
指で入る部分って、これくらい。
スパナやネジで、きつく締めていく。
あたらしいブレーキシューも取り付ける。
取り外したときと同じように、手で広げて無理やり取り付け。
指を挟んだりしないよ うに注意。
そしたら、写真右側にあるネジ穴に、もともとついてたネジを入れてパネルをタイヤへ装着する。
装着といっても、タイヤへ差し込むだけなんだけど…
ブレーキパネル自体が回転しないようにするネジをここでつけておかないと、またパネルを外さないと入れられなくなる。
僕はこれを、よく忘れてしまう…
リアのアクスルシャフトに、錆止めや次回抜くときに抜きやすいようにするといった目的でグリスアップ。
スイングアーム、タイヤ、カラー(ホイールアクスルディスタンス)を串刺しにする。
この写真では、さっき書いたブレーキパネル自体を回転させないようにするネジが取り付けられていないのがバレバレ…
もちろん、このあとアクスルシャフトを抜いて、ネジを入れなした…orz
ここまできたら、写真は不要。
もともとあったとおりにネジを取り付けていく。
部品点数も少ないので、迷うことはないはず。
アクスルシャフトのワッシャー&ネジ。
リアブレーキ装置のパネルを固定するワッシャー&ネジ&コッタピン
リアブレーキのアームを戻す役割をするスプリング。
取り外したブレーキケーブルの取り付け。
で、あとは、日常メンテナンスの範囲かな。
・ チェーンのテンション調整
・ リアブレーキの調整
・ 試走して微調整
ブレーキは、きちんと止まれないと命にかかわる場所なので注意。
自分でやるなら、手早くやるより、確実に組み上げること。
組み合わせる部分にきちんとガイド(ポンチ穴とか)があるので、それは合わせる。
単純な機構なので思ったより難しくはないけど、それすら間違えたら確実にアウトっぽい。
僕は責任を負えないので、僕のブログをみて自分でブレーキシューの交換をする場合も、自己責任で。
しかし…パーツを持ち込み、工場の片隅で備品(ジャッキやスパナなど)や消耗品(コッタピンやグリス、ウェスなど)を勝手に使ってメンテナンスする客って、客じゃないよなぁ…
ということで、ささやかながらお礼の品(にくまんとかw)を買ってきてプレゼント。