Raspbian で RDP

RasPi 4 メモリ 4GB を購入して、せっかくなので専用の 7 inch ディスプレイまで購入。
デスクトップ端末として遊んでいるところで、この端末を RDP 中継用のサーバとして利用できないかなと思って少し調べてみた。

Linux から Windows への RDP 接続

今回試したのが、次の二つ。

  • remmina
  • rdesktop

remmina

Raspbian での remmina インストール方法

インストールは、いつもの通り。

$ sudo apt update
$ sudo apt install remmina
起動方法(デスクトップ画面)

スタートメニューから「インターネット」→「Remmina」
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すると、どこへ、何を使って、どのユーザでアクセスするのか、を入力する Web GUI が表示される。

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起動方法(コマンドライン

スタートメニューから「Run」の画面を出して、次のコマンドを実行。
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remmina

次のコマンドラインは、GUI とか Xming とかを使っている環境で利用する想定。

$ remmina

WebGUI を介したリモートデスクトップ接続。
一度ブラウザが開くので、そこでアクセス先を入力すると、ウィンドウが開く。
設定ファイルを作ればスキップできそうに思えるが、それでも少し手間と感じる。

ただ、RDP 以外にも VNCSSH 等の選択肢がある。
RDP アプリではなく、ターミナル機能を有したサーバ(Webアプリ)だと思えば、優秀と思える。

rdesktop

Raspbian での rdesktop インストール方法

インストールは、こちらもいつもの通り。

$ sudo apt update
$ sudo apt install rdesktop

うん。
update は remmin のときにやっているから、やらなくてもよかったんだけどね。

起動方法(コマンドライン

スタートメニューから「Run」の画面を出して、次のコマンドを実行。
f:id:KuroNeko666:20200419172829p:plain

rdesktop xx.xx.xx.xx

次のコマンドラインは、GUI とか Xming とかを使っている環境で利用する想定。

$ rdesktop xx.xx.xx.xx

リモートデスクトップで接続した先の画面は、ウィンドウが開く。
オプションでフルスクリーン等を指定する。
CUI に慣れていると、こちらの方が直感的に扱いやすい。

自分が使うなら

すぐに対象 Windows へログインできたという意味で、個人的に使いやすかったのが rdesktop だった。
コマンドライン的に、対象を指定する方法が好き。

本当に、単純な好みの問題。

remmina は、目的の動作を実現するアプリではなかったので、ちょっと残念。
でも、文中にも書いたけど、使い方が合っていればすごく優秀と思えた。
実際、思いついて WindowsXming を起動して Tera Term と連携して remmina を起動したら、使い勝手の良さに驚いた。

www.mikitechnica.com

……使い分けかなぁ。

Windows から Linux への RDP 接続

いくつかあるようだけれど、最初に試して都合がよかったので使い続けているのが次のアプリ。

  • xrdp

Raspbian でのインストール方法

$ sudo apt update
$ sudo apt install xrdp

【余談】Windows から Linux への RDP 接続

いくつかあるようだけれど、最初に試して都合がよかったので使い続けているのが次のアプリ。

xrdp

Raspbian でのインストール方法

$ sudo apt install xrdp

Windowsリモートデスクトップ (mstsc.exe) で Linux にアクセス出来るって言うのが、ことのほか楽しい。