順調に仕事をこなし、終わりのめども見えてきた。
そんなときに、上司の一言。


上司「DNSで障害がおきたみたい。来てくれる?」
私「え?あ、はい」
状況を聞いていたら、先方の誘導で障害対応。
上司「DNSのリフレッシュがうんたらかんたら(細かい説明は省略)で、3時間ほど残って欲しいんだけど」
う〜ん、残業か。特に用事もないし、ヘンな事頼まれてるわけでもないし、いっか…。
この時が17:10くらい。
3時間後といえば、22:10。
そこから帰ると、JRで1時間、バイクで30分程かかって23:30の帰宅が確定。
22:10から正常性をチェックして、報告してからだから、日付は変わるかもなぁ。


了解して、余りまくった時間を別の作業に割り当てていると顧客は挨拶して帰っていった。
何百人という規模のネットワークで使用しているDNSだが、別にリフレッシュが正常に行われるのを確認するだけの作業に顧客が待つ理由なんて無いのでそれは良いのだが、そうこうしているうちに私用の携帯に一本の電話。
「どもぉ〜、おひさしぶりですぅ○○です〜。この間約束したお金の件なのですけど〜」
今日は、原付を買うために友人に貸したお金のうち、1万円を返してもらう約束の日。
…すっかり忘れていた。
私「あ、今日か…ごめん、今日の日付には帰れそうに無いかも」
友「では、日曜日の夕方は大丈夫ですか?」
私「深夜は無理?」
友「いまはちっと仕事場が変わって、明日出勤なんすよ」
私「何時から?」
友「9:00から、泊り込みで」
私「そう、じゃダメだね。わかった。日曜の夕方ね」
友「はい、すいません〜。よろしくお願いします」
私「ごめんね〜、行けなくてさ」
友「いぃえ〜、お金は借りてるのできちんと返します」
私「うん、よろしくね。では、失礼しま〜す」


繰り返すが、本当にすっかり忘れていた。
約束を忘れるなんて、申し訳ないことをした…
まぁ、彼の場合は確実に毎月返してくれるているので、そんなに気に止めていなかったということもあるのだが。


で、仕事に戻ったが…いつの間にか上司と私と同僚との3人で雑談モード。
CiscoWorksの導入きっかけや、専門用語をまとめたイントラサイトなど。
同じSEなのに、Linuxでコマンドを打つ私に感心している2人に苦笑い。
SEとはいえ、ハードウェアあがり(サーバのインストレーションや、ネットワークの回線を引いたりする、設計の人)の上司と、社会人2年目ということで、納得。


結局、22:50に、会社を出た。