聖剣の刀鍛冶

ふらっと入った本屋で、惹かれた書籍。
聖剣の刀鍛治ブラックスミス


つい、買っちゃった。
シリーズ物ので、今のところ7巻。
本当は完結してると嬉しかったりするけどね。
長すぎると買う気が起きなかったりもするし。
→ 極端な例だけど、こち亀を全巻揃えようとする人も少ないでしょ?


一応、1巻の途中まで読んだ。
やっぱりライトノベルだけあって、設定の作りこみに不足を感じてしまったり。
僕も年を取ったなぁ…(^^ゞ


なんで貴族くずれとはいえ、家政婦と一緒に食事するんよ?
作品の根底には中世の欧州が意識されているんだろうけど、家政婦と一緒に食事するのは(現在でも)やらないぞ(^^ゞ
ずいぶん前になるけど、ギャル曽根が欧州に(ぶっちゃけちゃうとゴディバ本社で…)チョコレートの作り方を習う…という趣旨のテレビ番組でホームステイした家に家政婦が居た。
家政婦専用の小屋みたいな家が別にあって、食事はそこでとってた。明確な上下関係があって、そこにカルチャーショックを受けた。


あと、なんで奴隷制度がないんよ。
まぁ、今のご時勢に奴隷という概念を当然のように描くのは無理なんだろうけどさ…
その割りにリサが奴隷同然の待遇を受けてたりして不思議すぎる。


ん〜、大陸に置き換えられてるとはいえ、作品の下敷きとなる文化は日本を感じるよ。
現代日本に、中世ヨーロッパの町並みといったスキンをかぶせた幻想ファンタジー…な感じ。
でもドワーフとか出てこないから、どうにもファンタジーとして物足りなく感じる。
汎用的なドワーフというと、背は低く、立派な髭で、樽の腹、手先が器用な職人さん。
もちろん工芸だけでなく鍛冶屋として描かれることも多い。
そんなモンが居たら、主要な登場人物の立場が薄くなりそうなんで除外したんかな…とは思う。


ん〜、ライトノベルだから仕方ないか…
楽しんだもの勝ち…と。