花華英

タイトルの3文字は、いずれも「はな」と読むらしい。
1つめ、2つめは、普通に「はな」と読むけれど、3つめは、初めて知った。
有名な 個人旅行サイト 宇治IN茶筒のBBSでの話題。
一部抜粋

 花と華。
 植物として使う場合が「花」。物事や人物が流麗である事に使うのが「華」
 一般的に今ではそうですが、平安時代の日本ではそうではなかったらしいです。
 植物一般に使うのが「華」
 「花」を使うのは桜と梅のみ。
 「花の季節」が春を意味するのはこれが理由です。
 なるほどなと思っておりますと、実はその当時、もう一つ別の漢字を「はな」と読ませていました。
 「英」です。
 今でも、そう読んでも間違いはないそうです。
 しかし、使われる事はほぼ無くなりました。
 その理由は極めて単純。
 「英」を使う「はな」の意味、それは
 「華麗に咲き誇るが、決して実を残さない花」
 を意味したからです。
 やがて、人々はその様な「英」の男・・・つまり「雄」に一つの言葉を作りました。
 英雄
 つまり、自らが華麗に咲き散る覚悟を決め、そして咲き散った者が英雄なのでしょう。
 えてして、英雄の最期、幸福で済んだ者は稀なので。

「武士道とは、死ぬことと見つけたり」という言葉を連想した。
「英霊」とはこういう意味だったのかと、純粋に驚いた。
「英国」も連想したけど、これは単純な「英吉利」という当て字なので、このような意味はないと思う。
こんな風に、言葉の変遷が激しい言葉は、日本語くらいなんじゃないだろうか?
…ネタに詰まったら、外国語の変遷を調べてみようと思う。


とりあえず、HEROという英単語は、英雄という和訳では意味を正確に翻訳していないということだ。
中国映画「英雄 〜HERO〜」を思い出した。
たしかに、最後は英雄の名にふさわしい。
が、英語でのHEROという意味は、正しいのだろうか?
あの潔さは、ハリウッド映画から見るHERO像には無いものだと思う。


他にもいろいろと考えてみた。
「死んで咲くのが花」は「死んで咲くのが英」だったのではないのかとか…
どうにも、うまく考えを構成できなかった。
悲哀こそ、英雄の本質なのだろうか。
とにかく、この衝撃を表現してみたかった。
本当に、ただそれだけ。