インスピレーション

今週の(2005年49号)のマガジンを読んでいた。
ゴッドハンド輝」まで読んで、インスピレーションが沸く。


その前に少し説明を。
デジタルペンを使ってモニターへの入力をしていた。
システム的には、カルテの下にシート状の機械があるという。
スタイラスペンの一種だろう。


僕は以前、PDAを使っていたことがあるが、スタイラスペンの入力速度や認識精度が不満でやめてしまった。
あれから何年もたつ。
精度は向上しているだろうけど、いまだにイメージを引きずっている。
とりあえず、今回のインスピレーションとは関係ないので、説明をそろそろやめて話を戻す。


ボールペンは、ボールにインクを回らせて文字を書く。
ボール式マウスは、ボールの回転を検知してポインタを動かす。
では、ボールペンでボールの回転を検知すれば、ポインタが動くのではないだろうか?
技術的には難しいかもしれない。
理論的には、可能だと思う。


が、ここまで考えて大きな欠陥に気づく。
マウスと同じ様にしかポインタが動かないので、紙に書いた分は良いけれど、ディスプレイ上の文字は全部の線がつながってしまう。
致命的w
はっきり言って、作るだけムダなペンだ。
できるだけ単体で動作し、補助器具がないほうが扱いやすいのだけれど…
やっぱり、シート上で文字の入力を検出するしかないのかな?


で、そこで考えが途切れたらイメージのふくらみがない。
空中の移動も検知できるようにすることを考える。
空中の移動や傾きを検地する方法は、ジャンボジェットなどの飛行機で使われている。
日本語でコマ、英語でジャイロがある。
今、ジャイロってどれくらい小さくなっているんだろう?
ググって見ると、デジカメの手振れ防止用ジャイロがソニーから発表されていた。
外形寸法が、縦7mm×横7mm×厚さ1.3mm。
容積が「0.06cm3」で、上下左右の移動を検知する。
ペン先の移動量を検出するには、さすがに大きいか。
ジャイロモジュールの基盤を円筒形に出来たとしても…


すでに今回のようなアイデアの案がネット上でちらほら見ることが出来ることには目を瞑って下さるということを祈りつつ。