バイクユーザーへの不当な扱い

書店へ行って雑誌コーナーを見てたら、チャンプとかに混じって「Mr.Bike」というバイク雑誌があった。
アッチ系に偏ってなさそうだったので買ってみた。
家に帰って袋から出してみると、「DUE! 高校生のための活脳マガジン」という小冊子が一緒に入っていた。


僕、高校生じゃないです…


でもこの間、エレベーターに乗ったら知らないお姉ちゃんから「高校生みたい」とボソッと言われたっけ。
高校生の頃は、老けてるといわれたものだけれど。
気を取り直して読んでみると、バイクに疎い僕に、いろいろためになる情報が載ってた。


バイクの違法駐車に対する、行政の無策。
駅とかで、出入り口に「駐輪禁止」とか書いてあり、近くに安価な駐輪場が設置されているにもかかわらず、大量においてある自転車とかは確かに取り締まってほしい。
僕が利用する駅でそんな状況だ。収容台数も十分なので、こっちに移動しなければ撤去されても文句は言わせない事ができるはずだ。
でも、都内だと駐輪場の絶対数が少ない。
この間、バイクで都内の会社まで仕事しに行ってきた。
軽く考えてたけど、留める場所がない。
散々探し回ったけど月極くらいしかなくて、仕方なくコンビニで、店員に断ってから置いたという事がある。
今年の6月からは違法駐車摘発の民間委託が始まって、さらに置きにくくなる。
せめて収容台数が十分な駐輪場を整備してから始めて欲しいものなのだけれど。
バイクに対する世間の目は冷たい。


で、他の記事を眺めていたら見たことのあるようなバイクが。
「あ、Magna50…」
どれどれって思って、見ると「一瞬の真実・坂田事件について」と題された事故の原因究明だった。
引用してみる。

熊本県、秋津町の見通しの良い直線道路で、HONDAマグナに乗って自宅に向かっていた坂田さん(当時16歳)は、突然バランスを崩して中央線を突破。対抗してきた乗用車の右前部に頭部を強く打ちつけ、脳挫傷などでまもなく死亡。警察は「バイクがパンクして転倒し、対向車と衝突した」と断定。坂本さんは道路交通法違反事件の「被疑者」として送検され、事故から8ヵ月後に、「被疑者死亡で不起訴」

というのが概要。
遺族の努力でいろいろと問題点が浮上し、被疑者は被害者であったという。
詳細は、今のところ発売中の「Mr.Bike 2006年4月号」を見てもらえればわかるので割愛。


同じMagna50乗りという、共感めいた感情を抜きにしても、かなり杜撰だな〜と思う。
紙面では、空気圧がゼロでの走行などパンクしただけでは走行に問題が無かったことを証明する実験があったことを伝えている。
僕的には、釘が刺さっても通常走行に問題のないタフアップチューブが採用されたタイヤが、パンクで車線をはみ出るまでバランスを崩すのかとか疑問。
「たとえ車間が1台分しかなかろうと、原チャリは抜く!」という自動車ドライバーが目立つこともあって、バイクユーザーへの偏見がかなり見られるな…と思う次第。
抜くのはともかく、抜いた後、すぐ幅寄せして目の前でブレーキを掛けるから怖いんだよ…。