個人的読書週間

IPv6関連の書籍を探していて見つけた本がある。


無人島に生きる16人」須川邦彦(新潮文庫


十五少年漂流記の印象が強い。
だから見つけた途端に「十六中年漂流記みたいなもん?」と連想してしまった。
実際、そんな感じだね。
椎名誠さんも、十六中年漂流記という題であとがきに書いてるみたいだしw


まだ読んでいる途中だけど、すごく面白い。
句読点の打ち方がおかしく感じるけど、すでに著作権のきれている(つまり50年以上前の)作品だけに、その辺は仕方ないのかもしれない。
逆に、それでも面白いところに、凄みを感じる。
で、実際に明治31年の出来事だという。
それを少年誌に掲載したものが本書?
その船が出航した目的とその背景や、乗組員の個性がちょこちょこと書かれていて引き込まれた。


電車の中で読んでいたのだけれど、ふきだしそうになるのをこらえる場面がしばしば。
無人島に流れ着いてすぐに決めたことが「島では裸ですごすこと」って…
しかも全員一致で了承してるしw
理由は出てきて納得したけど、よくそこまで考え付くもんだとうなっちゃった。


ほかにも、こういう著作権切れの面白い本ってないかな。