見舞い

祖父が、90年の人生で初めての入院。
見舞いに行ってきた。


正月に会ったときより、めちゃくちゃ痩せてた。
もともと頬骨がでてるような祖父だったけど、皮が浮き出てるようなことは無かったのに。
歳月は無情。


人生で初めての入院であること。
命に別状はなくて、来週退院できること。
同年代の友人は、男が全員亡くなっていること。
病院食は、やっぱり味がなくてマズイこと。


いろいろと30分くらい話してたら、祖父はぜいぜいと息が上がってきた。
無理させちゃマズイなと思って退却。
外は雪が降っていた。


白い雪の中、彼女の自動車でひたすらに家路を急ぐ。
とはいえ、ノーマルタイヤなので 20km/h が限界。
彼女はこの前、10:0の過失で後ろから追突されている。
そのトラウマから、半分泣いてた。
そりゃ、雪だというのにピタピタにつけられちゃね…
せめてスタッドレスを履いていれば、もう少し違ったんだろうけど。


僕も、かなり気をつけながら運転してたけど「気をつけてね…気をつけてね…」と繰り返されて、げんなり。
家に着いたときには、本気で疲れたヨ。
怖いと言うのは分かってるんだけどね…進まなくちゃ帰れないんだよ…