2012

歯医者に行ったついでに、映画をみてきた。
ちょうど話題になってた 2012 が上映中だった。


どこかで竜頭蛇尾とかかれてたけど、自分で実際に見ないことには…ね。
ってことで、50分ほどぶらぶら時間をつぶしたよ。


感想は…ネタばれも含むから、袋とじにしてみよ。


そういや、映画館は UYTREWQ。
え、意味が分からない?
手元のキーボードを見ればわかる(^^ゞ




【注意】以下、ネタばれあり。











感想は、やっぱ竜頭蛇尾だわw
物足りないなぁ


序盤は半端なかったね!
あのスケールで大陸崩壊が映像化されると、あんな鳥肌モンなんだ。びっくり
話の流れで避けられるとは分かっていても血が踊ったね。


でも、凄さはそれだけだったかな。


後半に近づくにつれ、だんだんとどこかで見たことのある展開になってきた。
「犬の綱渡り」が出てきた時点で「あぁ…もう製作側もテンションが尽きてきたんだな」って思ったほど。


思い出した…「ノアの方舟」だ。
ずいぶん昔にテレビで放映してた映画を見たんだっけ。
どこかで見たような話だと思ったら、それだw
人がぷちぷちと潰されていくのを楽しめる趣味の悪い人なら、面白いだろうな。
本気でぷちぷち潰されてるよ。


それと、先進8カ国のなかで日本の存在感が皆無に近い。
映画って、そのときの時勢を敏感に反映するから、今は本当に中国が台頭してきたんだなって思える。
悪いことじゃないけどね。
Made in China の宇宙船で、本気で宇宙へ行くつもりだったんだろうか?
しかも熟練者とかじゃなくて、その辺で拾ってきた使い捨ての溶接工が作った宇宙船でw
あと、溶接工を宇宙船に乗せないなんて、バカだろう?
何百年漂流するかもしれないのに故障を考えないんだろうか?
故障した場合はすぐに諦めるの?
政府の要人とか学者とかお金持ちとかだけしか乗ってない宇宙船で、誰がどうやって直すの?
宇宙へ旅立った時点で、宇宙船の製造/保守技術がロストテクノロジーになっちゃうじゃん。


錨が付いてる時点でエンディングへの布石だと気づくべきだったかも。
違和感はあったんだけどなぁ
「方舟だから」っていう説明でも、重量の増加でしかない錨のオブジェなんて付けるのはどうかしてる。
あらゆる布石で「宇宙へは行かない」ことを暗示してた。
すでに決定された運命に向かって進むかのように。


何のトラブルもない宇宙船が、どうしてグズグズしてたのか…謎。
一斉に発進しないといけなかったとか?
それはそれで、他の船と接触するリスクがでかいような気もするんだけど。


マヤ文明の暦をモチーフにしてるわりには、旧約聖書からも引用していたりして萎える。
約束の地ですか…そうですか…
でも、それがなんでアフリカなのかが分からんw


個人的には、最後の最後に宇宙船のトラブルで宇宙へ行けなくなった…というのではなくて、衛星軌道から崩壊する地球を見て「I'll be back!」なんていう展開のほうが見たかった。
まぁ、フロントガラスが割れた時点で、宇宙へいけないってのは思ったけど。


そういえば…話の流れとは関係ないけど、
会話のなかで普通に TSUNAMI という単語が使われていた。
そこだけは、字幕を見なくても理解できたw


次の滅亡説は 2038 年問題でも取り扱うのかな?
マヤ暦が 2012 年で終わるなら、コンピュータの時計も 2038年1月19日で終わる。
2000年問題なんか比較にならないくらい深刻なんだけどね〜
あれ、対応は進んでいるのかな?
2036年問題とかもあるみたいだけど。


そういう現実的な問題を考えると、マヤ暦が 2012 年で終わっていたとしても、単純に考慮してなかっただけじゃないかって思う。


〜2009/12/09 追記〜
後半の展開…これが近いなと思った映画の名前をもうひとつ思い出した。


ポセイドン・アドベンチャー


1972年製作の、いわゆる船を舞台にしたパニックムービー。
主人公の牧師がね、めっちゃカッコイイの。


舞台が「豪華客船」から「ノアの方舟を模した宇宙船」に変わってるけど、トラブルの解決に向かう彼の行動は、デジャヴを覚える。