ひよひよ

日本語のこだわりは、あまり持たないようにしている。
いや、方言が大好きとか、細かい違いに異様にこだわってしまうからこその心がけという意味で。


こんなことを書くきっかけになったのは、いつものとおりSTARLESS氏のブログから。
なんとなく、誘われたような気がしたのだ。
彼のブログには、そんな気配が濃厚に漂うときがある。
ちょっとタイムラグがあるのは個人的な都合なので申し訳なさを感じつつ。
念のため書いておくと、反論したいわけじゃなくて、思ったことをつらつらと並べてみただけです。
失礼の段、ひらにご容赦を。


さて。


Dreamweaver の読み方かぁ…
そもそもウェブページ作成にソフトを使わない人間なんで、気にしたこと無かった。
でも、たしかに最初(5年位前まで?)はドリームウェイバーと読んでた。
ソフト使いの某バイトさんに訂正されてね…。
そんな、はるか昔を思い出してしまったw


Dreamweaver の Dream がドリームだから、weaver もウィーバーになるということか?
それなら、なんとなくわかるな。
でも、日本語になると読み方が変わる綴りというのは、結構ある。


たとえば、某戦乙女いくさおとめ
Valkyrie とつづられていても、ヴァルキリーと読んだり、ワルキューレと読んだり、ワルキュリアと読んだり…。
まぁ、民族や言語圏に密接に関わるから、その国独特の読み方でもいいと思うわけさ。
え、商品名じゃないんだから関係ないって?


もうひとつ例をだせば、Linus Torvalds 氏。
これも商品名じゃないけど、間違えばもっと失礼になる氏名なのでヨシとしてほしい(哀願)


で、Linux が世間に知られるようになった時にはかなり混乱してた。
いまはリーナスで統一されているっぽいけど、リヌスとか、ライナスとか、
その名前から付けられた Linux も、リヌクスとか、ライナックスとか、めちゃくちゃあった。
Torvalds というファミリーネームの読み方も「わからねー」って意見が多かったし。


上に挙げた二つの事例からは、日本語って、いい加減だってことが分かる。
よく言えば、柔軟性に優れている。
これだけ小さな島の国に、いろいろな方言があることもそうだし。
たった100年前の日本語と、いまの日本語では、通じるかどうかも怪しいもんだ。


ふと思い浮かんだことで本筋とは関係ないけど、Daemon の場合は、デーモンと読むね。
「悪魔」ではなく「守護者」という意味で。
HTTP Daemon とかいえば、Webサイトを動かすソフトを指したり。
人に寄っては、ドラえもんと呼ぶらしいけど。


…本題に戻る。


ふいんき」と言って伝われば、「雰囲気」でなくても問題ないし。
むしろ、方言として認識したほうが伝わりやすいんじゃなかろうか。
「正しい日本語」自体が、陳腐なんだし。
漢語をベースとして、ひらがな、カタカナをつくり、ポルトガル語、英語、ドイツ語と、ありとあらゆる単語を日本語として使ってるなんて、日本以外にあるのか?


たしか、世界には4ヶ国語以上使えないと生活に困る地域もあると聞いたことがある。
でも、母国語とは別として認識してそうなイメージだ。