静的ルーティング設定
ネットワーク関係の仕事をしていると、たまーにやるけど確実にある仕事というのがある。
静的ルーティング(スタティックルーティング)の設定変更とか。
それが今回のネタ。
といいつつ、備忘録だったり(^_^;
ファイアウォールに守られているからって、かなり古いOSまで動いている社内。
RedHat系OSの場合、設定ファイルが異なる場合があったりする。
以下、RedHatLinuxとして話を進める。
同じバージョンのRHLinuxなのに、経歴が異なると(リプレースされたとか、新規インストールとか…)設定ファイルが置かれている位置が変わるから…
だから、設定を入れる前には、かならず設定ファイルの位置を確認しておく。
RHLinuxの場合、/etc/init.d/network という起動スクリプトでサービスが制御されているから、こちらをみても良いかも。
あとは、読み込むファイルの位置が記されているのが、次のファイル。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifup-routes
両方確認してみて、設定ファイルの置いてあれば、それを使う。
なければ、どちらでもいいので設定してみて確認かな。
で、設定ファイルは次のどちらか。
/etc/sysconfig/network-scripts/route-$1
/etc/sysconfig/static-routes
route-$1 の場合、$1 はインターフェース名を示していて、eth0 とか eth1 とかが入る。
インターフェース名は ifconfig で表示されるから、そう困ることもない。
で、設定したい内容と記述方法は次のとおり。
ファイル route-eth0 を使う場合。
飛んできたパケットの宛先 | 通したいゲートウェイ |
---|---|
192.168.0.0/24 | 192.168.0.1 |
172.16.0.0/16 | 192.168.0.1 |
192.168.0.0/24 via 192.168.0.1
172.16.0.0/16 via 192.168.0.1
これ、いくつか書き方があるみたいだけど、僕が使ってるもので書いている(備忘録ですから(^_^;)
ファイル static-routes を使う場合。<インターフェース名> net <飛んできたパケットの宛先> gw <通したいゲートウェイ> netmask <ネットマスク>
先の例で言うと…
eth0 net 192.168.0.0 gw 192.168.0.1 netmask 255.255.255.0
eth0 net 172.16.0.0 gw 192.168.0.1 netmask 255.255.0.0
Version的に新しい設定方法は、route-eth0 を使うほうかな。
このほうがすっきりしていて設定しやすく、見やすいw